毎年、お正月が近づくと正月飾りを玄関などに飾りますが、いつもギリギリで飾った年もあったように思います。
しかし、正月飾りを飾る日も外す日も良し悪しがあるんですよね^^;
そこで今回は、正月飾りは玄関にいつ飾りいつ外すのか?
外した正月飾りの処分の仕方についても調べてみました。
正月飾りとは?
本来、お正月とは歳神様を家にお迎えし、祀る、最初の年中行事です。
歳神様の由来は諸説ありますが、先祖の霊や穀物神として、その年の健康や五穀豊穣に関わる神様です。
正月飾りは、その歳神様を心から歓迎して、家にお迎えするために飾るものです。
その中でも一般的な正月飾りに、
- 門松……歳神様が迷わないよう目印となるもの
- しめ飾り…歳神様を迎える神聖な場所を示すもの
- 鏡餅……歳神様をもてなすお供え物
などがあります。
しかし、しめ飾りや鏡餅を飾ることには問題ありませんが、
門松については、アパートやマンション住まいの人が、本格的な門松を飾るのは無理でよね^^;
それでも飾りたいという方は、こんな物もあります。
正月飾りは玄関にいつ飾るの?
正月飾りを飾るタイミングは、地域によって異なりますが、
一般的に、12月13日が「正月事始め」になりますので、
その日から飾っても良いそうです。
しかし現在は、クリスマスが25日にありますので、
終わった26日~28日までに飾るようになっています。
- 29日⇒二重苦など数字の9が付くため「苦につながる」という事から嫌われます
- 31日⇒「一夜飾り」と言って、急な準備は神様に失礼になります
- 30日⇒旧暦で31日にあたるため同じ一夜飾りになります
なので実際は、26日、27日、28日のいずれかに飾りましょう。
それ以降の日にちについては避けられていますが、
もし、それ以降になってしまった場合は、30日に飾ってもいいそうです。
玄関の正月飾りはいつ外すの?
正月飾りを外す日ですが、
まず、皆さんは「松の内」という言葉を知っていますか?
これは正月飾りの一つ、「門松」を飾っておく期間の事で、お正月に歳神様が目印の門松によって家に来られ、滞在されている期間とされています。
その期間は地域によって異なりますが、
一般的に、1月1日の元旦から1月7日までの間とされています。
なので、門松の片付けやしめ飾りを外す場合は、6日の夜か、7日にしましょう。
1月7日は七草粥を食べる日でもあるので、朝食べた後に片づける人が多いそうです。
※ 地域によって松の内が、1月15日や20日までの所もあります。
ちなみに鏡餅は、1月11日に食べる「鏡開き」という風習がありますので、それまで飾ってもいいそうです。
食べ方は、お雑煮やお汁粉、お団子などにして家族みんなで頂きましょう。
※ 地域によって鏡開きが、1月4日や15日の所もあります
正月飾り(玄関)の処分の仕方は?
正月飾りは、歳神様をお迎えする神聖なものなので、そのまま処分するのはよくありません。
一番良い処分の仕方は、1月15日に神社で行われる「どんど焼き」や「お焚き上げ」などで焼いてもらう方法です。
お近くの神社などに問い合わせてみましょう。
それまでに、丁寧に外して紙に包んで保管しておきましょう。
しかし、近くに神社がない場合は、自宅で処分しなければいけません。
自宅の処分の仕方は?
- 新聞紙などの大きな紙を広げ、正月飾りを細かくしたりして並べます
- その上から左⇒中⇒右とお清めの塩を振った後、その紙で包みます
- 一般のゴミの袋と分け、新しいゴミ袋に入れます
- その袋に歳神様への感謝の気持ちを伝え、もう一度塩でお清めします
- <地域のゴミの出し方に従って処分します
※ 正月飾りを家の庭などで焼く場合は、お神酒と塩で土をお清めした後、清浄な炎で焼きましょう。※ 家で正月飾りを焼く際は、火の取り扱いに十分注意してください。
最後に一言!
前にも記述しましたが、正月事始めが12月13日なのですが、「すす払い」の日としても昔から家の埃や塵を払う行事が行われてきました。
なので、まずは13日頃から少しづつ家の中を掃除し始めていき、26日~28日に玄関やドアを掃除した後、正月飾りを飾るのがいいと思います。