花粉症皮膚炎とは、花粉が飛散する時期に、肌に付いた花粉が原因で引き起こす皮膚炎の事です。
中でも目の周りや頬、首筋などに症状があらわれます。
いつもこの季節に皮膚炎を発症する人は、花粉症皮膚炎の可能性がありますので、何らかの対策が必要です。
そこで今回は、花粉症皮膚炎に効く3つの市販薬(特効薬)と治し方を紹介します。
花粉症皮膚炎の原因とは?
時期的に花粉が飛散し始めるころは、空気が乾燥しています。
それが肌の乾燥につながり、そして肌のバリアが低下したところに花粉が付着し花粉症皮膚炎を発症します。
もちろん全ての人が発症する分けではありませんが、春になると紫外線量も増加していきますので、肌への影響も大きくなってきます。
あと、春先の昼と夜の温度差による影響で、免疫力が低下し、発症の引き金にもなります。
いろんな要因が考えられ、アレルギー体質で無かった人もある日突然発症します。
それでは、他にどんな症状が出始めるのでしょうか?
花粉症皮膚炎の症状!
花粉症皮膚炎の症状には、以下のような症状があらわれます。
- 赤く小さいブツブツの湿疹が出る
- 目の周りや頬が赤く腫れる
- 肌を触るとヒリヒリする
- 部分的に痒みがある
- 部分的に粉吹きする
- 毎年、春頃に皮膚炎を発症する
一概には言えませんが、このような症状があれば、花粉症皮膚炎の疑いがあります。
皮膚炎は、痒みが伴いますので、つい無意識に患部をかいてしまい、
炎症の悪化につながりますので、早めに治す必要があります。
それでは次に、花粉症皮膚炎を発症した場合の治し方について紹介します。
花粉症皮膚炎の治し方!
まずは、これ以上花粉症皮膚炎を悪化させないために、
花粉を体に付けない、家の中に花粉を持ち込ませないよう心掛ける必要があります。
それには以下のような対策をしておきましょう。
花粉からの防御
外出時は花粉を少なからず浴びてしまうので、マスクやメガネ、マフラーを使用しましょう。
メガネは目の周り、マフラーは首周りを防御します。
花粉の除去
帰宅して家に入る前に、髪や服、持ち物についた花粉をブラシなどで落としましょう。
体の洗浄
帰宅したらすぐ洗顔(メイク落し)や首筋のような肌を露出した部分を洗いましょう。
(お風呂に入るのがベスト)
※ 洗顔は、刺激の少ないピーリング石鹸を使い、泡を使ったスクラブ洗顔しましょう。
肌の保湿
肌の乾燥は、皮膚炎の症状を悪化させてしまいます。
肌を保湿成分の含んだ化粧品やワセリンを使って皮膚をバリアしましょう。
※ 油分や添加物の少ない基礎化粧品などを使いましょう。
生活環境の改善
花粉が飛散する時期は特に、栄養バランス採れた食事や規則正しい生活をすることで改善が見込まれます。
※ 特に睡眠時間は十分取るようにしましょう。
花粉症皮膚炎の特効薬!3つの市販薬に効果あり!!
ここでは花粉症皮膚炎に効く、特におすすめの市販薬を紹介します。
塗り薬
フルコートf
特に、フルオシノロンアセトニドが、痒みを抑える効果が高く、かき壊しによる炎症の悪化を防ぎます。
※ 効果が得られる分、人によって副作用の可能性もありますので、使い過ぎに注意してください。
飲み薬
アレグラ・アレジオン
大野智(嵐)さんや木村文乃(女優)さんのCMでも有名な、市販の抗ヒスタミン薬です。
鼻水鼻詰りだけでなく、皮膚炎の症状にも効果があります。
第2世代の抗ヒスタミン薬なので眠たくなりにくく、車を運転する人には特におすすめです。
アレグラとアレジオンの違いは?
- アレグラ… 1日2回服用(1錠で効果継続時間12時間)
- アレジオン… 1日1回服用(1錠で効果継続時間24時間)
値段は、ほぼ一緒くらいですが、アレジオンは1日の服用数が少なくて済むので、
アレグラに比べて錠数が少な目です。
※ ただ、症状が酷い場合や副作用が心配な方は、皮膚科で処方してもらう事をおすすめします。
最後に一言!
花粉の飛散する時期に肌が荒れるような場合は、花粉症皮膚炎を発症している可能性があります。
特に、女性は化粧しますので肌が荒れ易く、発症し易いと言われています。
あと、花粉症皮膚炎は、紫外線も原因の一つなので、外にいる時間が多い時はUVクリームを塗っておきましょう。
春先は以外に紫外線量も多くなっています。