神道の初盆の際に、香典や品物のお供えする場合は、表書きには何と書けばいいのでしょうか?
ここでは、初盆が神道の場合、
現金や品物を御供とする時の表書きの書き方を紹介します。
神道の初盆とは?
お盆と聞くと、仏様の帰ってくる期間で、仏教の行事の1つという意識がよく耳にするイメージですよね。
しかし日本のお盆の習慣は、中国から伝来した仏教と日本の古くからある独自の神様を祀る神道の行事が融合して生まれた我が国の習慣です。
神道と仏教のお盆の行事では、大きな差はなく基本的にほとんど一緒です。
御供は地域の風習で、お金を持っていく場合と品物を御供と考える場合があります。
神道の初盆の香典袋の表書きは?
初盆の香典袋の表書きは、
- 御玉串料
- 御神料
- 御供物料
と書きましょう。
◇「御霊前」や「御佛前」は使いませんので注意してください。
◇ 売られているのし袋の中には、ハスの花が印刷されているものがありますが、
ハスの花は仏教でのお釈迦様の象徴となっており、他の宗教の場合は使うことができません。
キリスト教の場合はユリの花や十字架が印刷されたものもありますが、神道独自の模様のあるものは一般的には市販されてないのです。
無地のタイプを使用しましょう。
初盆の金額相場は?
お金は一般的に親族の場合、5000円~1万円を包む事がほとんどですが、
地域や各自の家族間での金銭見解が伴うので、近隣に尋ねてみることをおすすめします。
神道の初盆のお供え物は?
神道の初盆でお供え物を持っていく場合は、
清酒やフルーツ、日持ちするお菓子、乾物などが通例です。
抹香とか線香をたいて供養する習慣はないのです。
表書きの書き方!
のし紙を使用し、水引は結び切り、
- 黒白
- 双銀
- 藍銀
を用いるといいでしょう。
関西では「黄銀」や「黄白」を使用します。
表書きは、「御供」や「御供物」と書き、
下段に氏名をフルネームで書きましょう。
表書きに使用する墨の色は、お盆によって異なります。
初盆(新盆)は、三回忌あたりまでは極力薄墨で記載します。
「悲しみも癒えた頃」ということから、三回忌を過ぎた以降は黒墨で記載しましょう。
神道の初盆まとめ
仏式も神式も初盆の迎え方といった異なる点は生じますが、方向性は大体違いはありません。
初盆に限らず、お盆に先祖を家に迎えるといった信仰は仏教も神道も同じものだったからです。
違うところは、仏式の初盆は49日法要以後に初めて迎えるお盆で、終えていない場合は翌年のお盆が初盆となりますが、
神式は亡くなられた日から1年の間に迎えるお盆を、新盆と言います。