ノロウイルスは、今世界で急激に感染者が増えてきています。
その原因は新型ノロウイルスがあげられます。
その新型ノロウイルスは、ほとんどの人が免疫を持たないため、大流行の可能性の恐れがあるそうです。
特に子供や高齢者は注意が必要だと言われています。
その注意点を調べてみました。
ノロウイルスの症状は?
初期症状では、まず微熱が出始めるようになります。
そして以下ような症状がでるようです。
- 急性胃腸炎の症状(下痢、嘔吐、発熱など)
- 脱水、嘔吐
特に免疫力の低下した乳幼児やお年寄りの場合は症状が重くなったり、長引く事があるので注意が必要です。
新型ノロウイルスとは?
新型ノロウイルス GⅡ-P17(カワサキ変異株)2014年3月に神奈川県川崎市で見つかる。
往来の検査キットでは、陰性ウイルスとして検出されません。
多くの人が免疫がないので、一人感染すると集団感染します。
効果的な薬がないので下痢と嘔吐、発熱にひたすら耐えるしかありません。
ウイルスの中にはたくさん入らないと症状を起こさないウイルスもありますが、ノロウイルスの場合は少量が入ってきただけでも発症してしまいます。
ノロウイルスの予防と対策は?
□ 自宅で出来るノロウイルス予防は?
- 手洗いは着替えてから(コート・マスク・マフラーなど)
基本はこまめな手洗いですが、手を洗った後にコート・マスク・マフラーなどに付着したウイルスが、着いてしまう。 - トイレのふたは閉めてから流す
ふたを閉めずに流すと、90分間ノロウイルスが飛散します。
アルコール消毒はインフルエンザウイルスには有効だがノロウイルスには効果がありませんので、塩素系消毒剤を使いましょう。
マスクは一定の予防効果はあり、飛散したウイルスを吸い込まないのと感染した後に他の人にうつさないようにするため。
ノロウイルス感染後 発熱時の対策の間違い
発熱時おでこを冷やす。
首、股関節、脇の下を順番に冷やしましょう。お風呂に入ってはいけない。
昔は銭湯とか外風呂の文化があった時は体が冷えるのでそう言われていましたが、今は内風呂がありますからウイルスや菌のついた体を清潔にする事が大切です。汗をかくため厚着をする。
汗をかき過ぎるのもよくないらしく、寒くない程度のパジャマやねまきを着る。
感染した場合は、あまり外に出歩かず出来るだけ家でおとなしくして、二次感染しないように気をつけましょう。
治った後も2週間くらい、便の中にウイルスが出続けるので、治った後も注意する。
※ 乳幼児・お年寄りが脱水に陥りやすく、ひどくなると命に関わることもあります。
あと嘔吐物を喉に詰まらせないように気をつける。
ノロウイルスについての総括
今年は暖冬だと言われていますが、ノロウイルスが大流行した2006年も暖冬だったそうです。
約10年前の事なので記憶も薄いですが、体温調整がうまく出来ず体調を崩す傾向の人が多いためだといいます。
今年は特に気温の変更に注意して、体調に気をつけましょう。
あと、消費者庁が行ったアンケートによると、15.4%の人がトイレで手を洗わないと判明しました。
あんまり過敏になるのもよくないですが、ノロウイルスが流行っている時くらいは薬用石鹸などで、こまめに手洗いしましょう。