七草と言うと、春の七草をすぐ思い浮かべますが、秋にも七草が存在します。
春の七草は、無病息災を願って食べますが、秋の七草は眺めて楽しむのが目的だそうです。
その秋の七草にはどんなものがあるのでしょうか?
今回は秋の七草の語呂合わせや短歌による覚え方、画像などを紹介します。
秋の七草とは?写真(画像)で覚えよう!
秋の七草と画像を紹介します。
撫子(なでしこ)
なでしこと言えば、大和撫子やサッカー日本女子代表の「なでしこジャパン」が頭に浮かびますが、由来はピンク色の小さい花が、かわいい事から、なでたいほど可愛いい子…に例えられたとされています。
萩(はぎ)
萩という字は、草冠に秋と書くだけあって秋を代表する草の一つです。
葉が小さく、歯の形に似ている事から「歯木」⇒「はぎ」になった、などの説があります。
花は濃いピンク色です。
女郎花(おみなえし)
女郎花の花は、黄色く小さい花ですが、白い花は男郎花(おとこえし)と呼ばれています。
葛(くず)
名前はくずとあまり良くないですが、昔から食用や薬、織物などに使われていました。
花は、薄紫から濃い紫の様々な紫色の花が咲きます。
桔梗(ききょう)
花は濃い紫色で、夏に咲くのが理由なのか、夏の着物や浴衣の模様によく使われています。
薄(すすき)・尾花(おばな)
垂れ下がった草が、動物のしっ尻尾に似ている事から「尾花」(おばな)とも呼ばれています。
藤袴(ふじばかま)
筒状の花の集まりからなり、冠毛を含めたその形が袴に似ている事から付けられました。
次に秋の七草の覚え方を紹介します。
秋の七草の覚え方!語呂合わせで覚えよう!
語呂合わせの代表的な物を紹介します。
◆ おすきなふくは(お好きな服は?)
お ⇒ おみなえし(女郎花)
す ⇒ すすき(薄)
き ⇒ ききょう(桔梗)
な ⇒ なでしこ(撫子)
ふ ⇒ ふじばかま(藤袴)
く ⇒ くず(葛)
は ⇒ はぎ(萩)
◆ おおきなはかまはく(大きな袴履く)すすきをおばな(尾花)にして読みます。
お ⇒ おみなえし(女郎花)
お ⇒ おばな(尾花)
き ⇒ ききょう(桔梗)
な ⇒ なでしこ(撫子)
はかま ⇒ ふじばかま(藤袴)
は ⇒ はぎ(萩)
く ⇒ くず(葛)
◆ ハスキーなおふくろ
ハ ⇒ はぎ(萩)
ス ⇒ すすき(薄)
キ ⇒ ききょう(桔梗)
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な ⇒ なでしこ(撫子)
お ⇒ おみなえし(女郎花)
ふ ⇒ ふじばかま(藤袴)
く ⇒ くず(葛)
ろ
◆ おきなはすくふ(沖縄救う)
お ⇒ おみなえし(女郎花)
き ⇒ ききょう(桔梗)
な ⇒ なでしこ(撫子)
は ⇒ はぎ(萩)
す ⇒ すすき(薄)
く ⇒ くず(葛)
ふ ⇒ ふじばかま(藤袴)
次は、短歌の覚え方を紹介します。
秋の七草の覚え方!短歌で覚えよう!
短歌の五・七・五・七・七で覚えましょう。
はぎ・ききょう (5) くず・おみなえし (7) ふじばかま (5) おばな・なでしこ (7) 秋の七草 (7)
私的には、草の名前も覚えるので一番のおすすめです。
語呂合わせで覚えるのは、秋の七草の頭の一文字だけなので、草の名前自体、忘れてしまうと元も子もありません。
歌を覚えるように、リズミカルに口ずさむと覚えやすいのではないでしょうか?
秋の七草に一言!
いかがでしたでしょうか?
覚え方については、自分に合ったものでやってみましょう。
自身では、春の七草と比べてあまり秋の七草のことは、よく知りませんでしたが、まとめて鑑賞すると秋の風情が感じられていいのではないかと思います。