春先になると花粉症の人は辛い時期がやってきます。
自分も、鼻詰りの症状に悩まされた経験がありますからよく分かります。
春になると、日中は暖かく眠くなることもありますが、それが花粉症が原因で引き起こされる場合があるそうです。
でも、眠気と花粉症がどう関係しているのか不思議ですよね。
今回は、なぜ花粉症が眠気やだるさが関係しているのか気になって調べてみました。
花粉症で眠気やだるさの原因とは?
一般的に花粉症の症状といえば、「鼻水」「鼻詰り」「目の痒み」「くしゃみ」などが考えられますが、なぜ眠気やだるさの症状もでてくるのでしょうか?
それには主に2つの要因が考えられます。
花粉症の薬を使用されている方
花粉症の薬を使用されている方は、薬によって眠気やだるさを伴うものがあります。
その薬の代表的なものに「抗ヒスタミン剤」があります。
ヒスタミンは、生体内化学伝達物質の一種で、花粉が鼻や目に入ってアレルギー反応が起こり、その情報を粘膜や毛細血管に伝わり鼻水やくしゃみなどの症状を引き起こします。
抗ヒスタミン剤は、その情報が伝わらないようにする事で、鼻水やくしゃみの症状を抑えることができます
しかしその反面、副作用もあり、人によって眠気やだるさを伴います。
花粉症の薬を使用されてない方
花粉症の薬を使用されてない方は、鼻詰りにより酸素が脳に行き渡りにくくなり頭がぼーっとしたり、就寝中息苦しくて目が覚め、なかなか寝付けなかった事で、充分な睡眠時間を取れません。
なので、日中に眠くなったり、疲れが取れず体のだるさの原因につながった可能性があります。
あと、花粉症になると免疫システムが過剰に働き、通常なら産生されない免疫系のタンパク質を大量につくり、そしてこれを放出するようになることで余計なエネルギーや栄養が必要になり、体が疲労してだるくなったり、眠くなったりするようです。
花粉症による眠気対策は?
まずは、眠気につながる鼻水や鼻詰りを改善する必要があります。
それには主に以下のような対策があります。
第2世代の抗ヒスタミン薬
先ほど、抗ヒスタミン剤の副作用に眠気があると言いましたが、最近の花粉症の薬には眠気を抑えたものが多く出ています。
抗ヒスタミン剤の中でも
- 第1世代 ⇒ 人によって眠気を生じやすい
- 第2世代 ⇒ 眠気が起こりにくい
第2世代の抗ヒスタミン薬は、「アレグラ」「アレジオン」のような処方せんがいらない市販の薬もありますが、できるなら病院で診てもらって処方してもらいましょう。
病院で処方してもらう薬のほうが、安く抑えることができるそうです。
ステロイド点鼻薬
直接患部に噴霧するステロイド点鼻薬が有効です。
正しく使用すれば効果が高く、副作用が少ないのが特徴です。
局所使用なので効き目が早く、もちろん眠気も起きません。
市販のものありますが、なるべく耳鼻科で自分に合ったものを処方してもらいましょう。
自分も使った事がありますが、服用する薬と違って水もいらないし、鼻の中に噴霧するだけなので簡単に使用できます。
夜寝ている時に鼻詰まりが原因で寝付きが悪かったので使用していました。
すぐに呼吸が楽になるので、かなり重宝しました。
アロマで治す
花粉症に効果があるアロマオイル(精油)で自然な治療法です。
殺菌作用や抗アレルギー作用のあるアロマオイルを鼻から吸入します。
詳しくは、以下のサイトで記述しています↓
十分な睡眠をとる
花粉症にかかりやすい要因の一つに、自律神経が安定してないというのがあります。
その原因は、睡眠不足や気温差が考えられます。
最低でも一日6時間は寝るようにしましょう。
ビタミンB群を摂取する
自律神経の乱れは、ビタミンB群の消費が増加するといわれていて、それにより疲れやだるさを伴いいます。
花粉症の多い時期は、ビタミンB群を積極的にとるようにしましょう。
まとめ
どうでしたでしょうか?
総括しますと、眠気やだるさの原因は、薬によるものや鼻詰りによる酸素不足など様々ありました。
眠気対策は、比較的に副作用の少ない第2世代の抗ヒスタミン薬とステロイド点鼻薬を使用すると言う事でしたが、この2つを使い分けて使用するのもいいと思います。
花粉の飛散が多い時期は辛いですが、5月ぐらいまでの辛抱ですので頑張って乗り切りましょう。