毎年、母の日に感謝の気持ちを伝えますが、その度に疑問に思っていた事あります。
それは、なぜ5月の第2日曜日なのか?
なぜカーネーションなのか?
たぶんこう思った方は自分だけではないと思います。
でも調べようと思っていても、つい忘れてしまいますよね。
なので今回は、母の日の由来(起源)や意味についていろいろ調べてみました。
そうしたら意外なことがいくつか分かりました。
2020年の母の日はいつ?
母の日はいつかというと、毎年5月の第2日曜日にきまっています。
なので2020年は、5月10日(日曜日)ということになります。
でも、なぜ5月の第2日曜日なのか疑問がわきますよね?
それには、いろいろな説がありますが、次に記述した由来が起源とされています。
母の日の由来(起源)や意味とは?
日本でも母の日が近くなると、お花屋さんの店頭にカーネーションが並びますが、そもそも母の日は、いつからどうして始まったのでしょうか?
それには、ある一人の女性が大きく関わっていました。
20世紀の始め、アメリカのフィラデルフィアに、アンナ・ジャービスという女性がいました。
アンナは大変母思いの女性でした。
しかし、悲しいことにアンナの母親が、1905年5月に亡くなりました。
アンナは、自分を苦労して育てくれた母のことを、亡くなった後も忘れないよう「母のための祝日」を制立するための運動をはじめました。
そして、1907年に支持者たちと一緒に「母の日」の普及運動を始めました。
1908年5月10には、ウェストバージニアの教会で母の追悼会を行いました。
これが、5月の第2日曜日に行なわれたようです。
そのときの追悼会で、母親の大好きだった白いカーネーションを配ったそうです。
なんと最初は白いカーネーションだったようです。
白から時間をかけて赤になったのでしょう。
そして徐々に、この運動は広まってゆき、1911年までにはほとんどの州で「母の日」が行なわれるようになりました。
そして1914年、当時の大統領のウィルソンからの提言で、アメリカ連邦議会は5月の第2日曜日を「母の日」として祝日に制定しました。
なんとたった一人の女性から「母の日」が生まれたなんて夢にも思いませんでした。
あらためて女性の行動力には頭が下がります。
では、日本にはどうやって伝わったのでしょうか?
日本の母の日の由来とは?
日本で最初に母の日が認知されたのは大正時代で、その後第二次世界大戦後から徐々に広まっていきました。
それまでは、1915年頃から一部のクリスチャンの間では行なわれていたそうですが、全国に認識されたのは、1937年に森永製菓が、「母の日」を報じたことからです。
その後、日本が戦争へと向かってしまったので、しばらくの間忘れられていました。
そして、戦後の1947年にやっと「母の日」が、5月の第2日曜日に定められました。
日本の母の日は決まりましたが、日本にはしきたりに喪中期間がありますよね?
では、喪中の母の日はどうしたら良いのでしょうか?
喪中の母の日の場合は?
誰もが経験される可能性があるのが、喪中に母の日のが来た時のプレゼントは、どうするのが良いかと言うことです。
特に、義理の母の場合には気を使いますよね、人の気持ちが分からないダメな嫁だ、なんて思われたくないですし、かと言って母の日に何も上げないのも…
いろいろ気を使いますが、結論は贈り物をされても全く問題ないようです。
母の日は本来、母に対して感謝する日で、お祝いする日ではないのですから。
しかし、あまりはしゃぐ必要もありません。
でも、母の日が亡くなられて49日も終わらない日にある場合は、かえって贈り物をすると、無神経な感じがしますので、改めて別の日に贈るか、せめて百箇日の法要が終わってから贈られる方が良いかと思われます。
贈るのが自分だけならいいですが、他に贈られる方がおられる場合は、相談してみて決めるのもいいと思います。
とにかく相手の気持ちになって判断すれば、いいのではないかと思います。
まとめ
どうでしたでしょうか?
総括すると、2020年の母の日は、5月10日(日曜日)です。
母の日の由来や起源は一人のアメリカ人女性の母を思う愛によってもたされたものでした。
カーネーションなのは、その女性の母親が大好きな花だからと言う事で、なんと最初は白いカーネーションでした。
喪中の母の日の贈り物は、感謝する日なので全く問題ないということです。
でも、母の日が亡くなられて49日も終わらない日にある場合は、改めて別の日に贈る方が良いでしょう。
これでやっと母の日の由来や意味などが分かってすっきりしました。
祝日由来一つとっても、いろいろなストーリーがあるものですよね^^