1月19日に、アメリカのスプラッシュデータから2015年で多く使用したパスワードランキングを公開しました。
昨今では、SNSなどで非常に多くの会員サービスが増え、登録などでパスワードの設定をする機会が多くなっていますが、もしかしたら皆さんもこのランキングに入っているようなパスワードを使っていないでしょうか?
だとしたら、これを機にパスワードを変更してみてはどうでしょうか?
そこで今回は、2015年最も危険(人気)なパスワードランキングとパスワード作成の対策は何か?を載せてみました。
2015年最も危険(人気)なパスワードランキング!
1位~25位までの結果と昨年とのランキング推移。
2位:password (→)
3位:12345678 (2↑)
4位:qwerty (1↑)
5位:12345 (2↓)
6位:123456789 (→)
7位:football (3↑)
8位:1234 (1↓)
9位:1234567 (2↑)
10位:baseball (2↓)
11位:welcome (新)
12位:1234567890 (新)
13位:abc123 (1↑)
14位:111111 (1↑)
15位:1qaz2wsx (新)
16位:dragon (7↓)
17位:master (2↑)
18位:monkey (6↓)
19位:letmein (7↓)
20位:login (新)
21位:princess (新)
22位:qwertyuiop (新)
23位:solo (新)
24位:passw0rd (新)
25位:starwars (新)
( )内の意味は? 例(2↑)は2ランクアップ
最も人気(危険)のパスワードは「123456」、次いで2位は「password」となっています。
この2つは3年連続で最も人気(危険)のパスワードに選ばれています。
4位にランキングされた「qwerty」はどこが人気(危険)かというとキーボードの並びが一直線で左手で簡単に打ち込めます。
新しく15位にランキングされた「1qaz2wsx」は、
このランキングのデータは、流出された200万件以上のパスワード情報を元に分析されていますので、もし設定していたら大変危険なパスワードになります。
上位にある「123456」「password」などは初めから設定できないサイトもありますが、有名な名称や簡単な数字の並列などは避けるようにしましょう。
あと面白いのは、2015年に公開され話題になったスターウォーズ関連のパスワードが新しくランクインしています。
23位「solo」 →ハン・ソロ
25位「starwars」→スター・ウォーズ
パスワード作成の対策は?
最近では芸能人のLINEの情報が流出して話題になっていますが、簡単で分かりやすいパスワードだとそういった被害に合う可能性が出てきます。
なので以下の様な設定をしている方は注意してください。
- アカウントID名とパスワードが同じ
- 誕生日・住所などの推測できる情報
- 辞書に載っている単語
- 有名人やキャラクターの名称
- 5文字以下の短いパスワード
- 数字や英字のみで作られたパスワード
- 複数のサービスで同じパスワードを設定している
などですが、どれかに該当する方もいると思います。
じゃあどのような対策が必要かと言うと?
マイクロソフトの「強力なパスワードの作成に関するヒント」では、
- 少なくとも 8 文字以上のもの
- ユーザー名、本名、企業名を含まないもの
- 単語をそのまま使用していないもの
- 前のパスワードと大幅に異なるもの
- 次の 4 つのカテゴリの文字をすべて含むもの
「 4 つのカテゴリとは、大文字、小文字、数字、記号(キーボード)」
この5つの条件を満たしていれば、完全なパスワードになる…ということではありません。
ですので定期的にパスワードを変えればさらに安全性は上がります。
では作成したパスワードの強度はどれくらいあるのか知りたいですよね??
作成したパスワードの強度を知りたい方は以下のサイトで計測してみてください。
このサイトでは、パスワードが解読される時間を表示します。
パスワードを入力するたびに、サイトの画面が信号機のように赤から緑に変わっていきます。
もちろん緑になるほど安全性が高くなります。
解読時間は最低でも数ヶ月を要するパスワードにすれば良いかと思います。
まとめ
あなたのパスワードは大丈夫ですか?
記事に心当たりがある人はこの機会にかえて見ましょう。
複雑なパスワードだとより強固になりますが、記憶するのが大変になります。
1つや2つのパスワードならまだしも、最近では数十個単位のパスワードが必要な人もいます。
そんな人だと覚えるのも大変だし、メモしてても無くしてしまったり、誰かに見られたりと頭が痛いですよね。
なので大量にパスワードが必要な方は、「パスワード管理ツール」を使用するのもありだと思います。
無料で使える物もありますが、記憶するパスワードの個数に限りがあるので購入してみるのも良いかと思います。