毎年、熱中症に30~40万人もかかると言われています。
でも、熱中症と言っても程度によって色々な症状の違いがでてきます。
今回は、その中でも中度の症状である頭痛について、その原因や治し方(対処法)、翌日まで続く痛みは市販の頭痛薬で治まるのか調査しました。
熱中症で頭痛!治し方や対処法とは?
まず、頭痛の治し方の前に、なぜ熱中症によって頭痛になるのか知っておきましょう。
頭が痛くなるメカニズムを知ることで、今度また同じ頭痛にならないよう予防や対策ができます。
熱中症による頭痛の原因とは?
主な原因として、脱水症状が関係しています。
気温が高い日は、身体にたまった熱が皮膚を通して外へ逃げにくく、しかも汗もかきますので、体の水分が当然減っていきます。
通常は、水分を補給して対処するのですが、仕事や遊びなどに集中して水分補給がおろそかになる事もあるでしょう。
しかし、水分が少なくなった体内の血液は、どろどろになっていきます。
そうなると、脳の隅々まで送られるはずの血液が行き渡り辛くなってしまいますよね^^;
血液には、脳に必要な酸素や栄養分を届けたり、血液が体じゅうをめぐる事で冷やす効果もありますのでとても重要です。
でも、不思議なもので、体は血管を拡げて血液を少しでも通そうとします。
しかし、脳にはたくさんの神経がありますので血管が拡張すると神経に触れ、頭痛として症状にあらわれてしまいます。
それでは、どういった対処をすればいいにでしょうか?
熱中症の頭痛の治し方や対処法!
熱中症によって頭痛になるメカニズムが分かったと思いますが、根本的な原因が、脱水症状なので、水分補給が急務ですが、まず以下のような処置をとりましょう。
- 涼しい場所に移動する
冷房の効いた部屋や風通しの良い日陰の場所に移動します - 衣服を緩める
体を締め付けるような服やベルトを緩めて血の流れを良くします - 体を冷やす
氷のうやアイスノン、水で冷やしたタオル、氷を入れた袋などを、首の周りや脇の下、太ももの付け根など血流の多い部分にあてて体を冷まします - 水分を補給する
割とすぐ手に入りやすいスポーツ飲料で、水分と同時に塩分も補給します - 病院に行く(状態によって)
熱中症による頭痛は、中度の症状ですが、状態によっては過呼吸や意識障害など重度になる場合もありますので、念のため病院で診てもらえば安心です
熱中症で頭痛!翌日まで続く頭痛は薬で治まるの?
普通は、上記したように自然に治すのがいいのですが、痛みが続き仕事にも影響がでてもいけません。
そんな時に使いたい、市販の頭痛薬は効くのでしょうか?
結果からいうと、一応痛みは治まりますが、一時的なもので、薬の効き目がなくなると、また痛みだします。
やはり根本的な、改善がないと意味がありませんので、頭痛薬を多用するのはやめておきましょう。
それでは、頭痛はいつまで続くのでしょうか?
熱中症による頭痛はいつまで続くの?
熱中症による頭痛が続く期間は、程度や個人差によって異なりますので、痛みがいつまで続くのか、はっきり言えませんが、
調べてみると、短いと翌日まで、長いと1週間続くこともあるようです。
でも、だいたい3日くらいで治まるようです。
熱中症の頭痛に最後の一言!
上記では記述しませんでしたが、他の熱中症による頭痛の原因に、自律神経の乱れもあるそうです。
自律神経とは自分の意思とは別に、状況に応じて体の機能をコントロールしてくれる神経です。
例えば、暑いと汗をかいたり、血管を拡張したりして体温を下げることで体温を調整し、健康を維持してくれます。
しかし、外と冷房の効いた部屋を行き来することの多い現代、温度差によって少しずつ自律神経のバランスが乱れ、頭痛につながるようです。