熱中症の症状で下痢や腹痛は、中等度の症状だといいます。
長引けば、重度になる可能性がありますので早急に対処しておきましょう
今回は、熱中症による下痢や腹痛の原因や対処法、症状が続くときの対処法を紹介します。
熱中症で下痢になる原因とは?
人間は暑くなると汗をかきます。
当然 喉が渇いて水やお茶、ジュースを飲む人も多いと思いますが、水分だけで塩分やミネラルはあまり入っていませんよね^^;
体は体内の水分と塩分のバランスを整えようとする機能があります。
なので、まれにその機能が働き、下痢という手段をとって、水分を体外に排出させ 塩分濃度を調整しようとします。
これは、熱中症によって脱水症状になり、大量に水分だけ摂っていると引き起こしやすい熱中症の症状の一つと言えます。
もちろん時期的に、食あたりやその他の原因もありますので、決めつけるのは危険ですので注意が必要です。
ちなみに、熱中症による下痢は、毎回 食事の後に引き起こしやすいという特徴があるようです。
熱中症による下痢や腹痛の対処法とは?
熱中症による下痢や腹痛の場合は、前にも記述したように、水分と塩分のバランスの乱れが原因です。
ですので、水分と同時に塩分も一緒に摂る必要があります。
その対処法として、水分と塩分がバランス良く摂れる「経口補水液」のような熱中症対策専用のドリンクを、こまめに飲む方法もありますが、ポカリスエットやアクエリアスなどの一般的なスポーツ飲料でも大丈夫です。
あと、水やお茶しか無い時は、塩飴を舐めて塩分補給しても良いでしょう。
他に、普段から食事の際に味噌汁や梅干しを摂れば、水分と塩分、ミネラルも一緒に摂れますし、熱中症の予防にもなりますのでおすすめです。
ちなみに、熱中症に良い食べ物や飲み物は、以下で記述していますので参考にしてください。
⇒ 熱中症になったらどんな食事や飲み物がいいの?予防する食べ物は?
熱中症の腹痛や下痢が治らないで続く時の対処法は?
通常は、前に記述した対処法を続けていけば徐々に良くなるのですが、それでも腹痛や下痢の症状が改善されない場合はどう対処すればいいのでしょうか?
熱中症による腹痛や下痢が治らない理由として
- 過度の水分補給をしている
- 比較的冷たい飲み物ばかり飲んでいる
- 偏った栄養の取り方をしている
などが考えられます。
やはり喉が渇くといっても飲みたいだけ飲むのではなく適度な水分補給が必要です。
冷たい飲み物もお腹の状態によっては負担になりますので、腹痛や下痢の症状が改善しないときは、常温か人肌程度に温めて飲むようにしましょう。
栄養も好き嫌いで偏ったり、食欲がなくなる時期なので十分な栄養が摂れなかったりしますが、熱中症に効果がある栄養をきちんとした量でバランス良く摂りましょう
⇒ 熱中症になったらどんな食事や飲み物がいいの?予防する食べ物は?
※ それでも治らない場合は、他の病気も考えられますので、一度 病院で診てもらいましょう。
まとめ
熱中症による下痢や腹痛は、水分と塩分のバランスの崩れが原因です。
熱中症は水分を補給すれば大丈夫と勘違いして、水やお茶、ジュースばかりを飲んでいる人もいると思いますが、それは間違いです。
下痢や腹痛につながる場合がありますので塩分やミネラルも同時に摂取しましょう。