車でドライブしようと思い、いざ、キーを回したら、エンジンがかからない!
さて、どうしたらよいかわからなくなりますよね。
急いで半ドアになってないか、ライト系の消し忘れは無かったか…とチェックするも何も分かりません。
ところで、エンジンは、勢いよくキュルキュルとセルモーターは回りますか?
セルが勢いよく回るのでしたらバッテリー上がりではないようです。
ここでは、日々車を利用している私が、これまで遭遇したエンジントラブルの経験から考えて、
車のセルは回るのにエンジンが掛からない場合の5つの要因についてお教えします。
セルは回る時の5つの要因とは?
車のエンジンが掛からない際、とりあえず鍵をONのところにして、ヘッドライトはいつもどおり明るくつくか、ルームランプのライトはひ弱でないのか、ホーンは正しく鳴るかなどをざっとチェックしてみて下さい。
こういったことにトラブルがなくて、セルも勢いよくキュルキュルと回り、エンジンがかかろうと作動しているのならば、バッテリー以外の要因が想定されます。
このようなケースでは、次にあげるようなことが考えられます。
- ガス欠や車の仕様
- 点火システム
- 燃料システム
- 外気温の低下
- その他
それでは1つずつ細かく見て行きましょう。
ガス欠や車の仕様
燃料が空の場合と、セルは回るがエンジンがかからない…という状態になります。
燃料メーターをいつも確かめていたらこの状況は少ないと思うのですが、私が昔に乗っていた車で、燃料メーターの異常で針が空の位置まで下がりきらずにガス欠…といったことがあったので、
旧式の車だと計器のトラブルで結局ガス欠であった…といったこともあって、この点は意図して確かめるべきです。
一方、新しい車だったらギアをパーキングやニュートラルの位置に入れておかなければエンジンがかからないAT車、
ブレーキを踏みながら、それともブレーキとクラッチを踏みながらじゃないとかからないMT車等、
車の仕様次第でエンジンを掛けれなくしてあるモデルが増加しています。
いつも乗っている愛車だとしたらこういうことも良いのですが、車検の場合、代車やレンタカー、日頃運転したことのない車だったらこのことも確かめるべきです。
ぶっちゃけ私も会社で初めての軽車両に運転した際、しばしエンジンがかけられずに苦労した覚えがあります。
要するにクラッチを踏みながらじゃないとかからない車であったのですけど、無意味にバッテリーなどを調べてしまったのです。
それじゃ、この辺まで問題なければ、ついに本格的な車両のトラブルが、疑問視されてきますから、この次から慎重に目を通していきましょう。
点火システム
エンジン内で燃料を燃焼することによりエンジンが始動しますが、この燃焼させることに必要なスパークプラグやイグニッションコイル、ディストリビューター等に異常が伴い、エンジンがかからないことになるのです。
とりわけ消耗品のスパークプラグは、場合によって寿命は約2~3年程ですので、前の車検で取り換えないとなればこっちの方も疑問視されます。
スパークプラグがちゃんと点火しない、プラグが燃料で汚れた状態でなければもう寿命が過ぎて、ちっとも動作していないといった、
燃料システムに不具合はないがこれに点火する点火システムに原因がある場合です。
私自身現在所有している車なのですが、スパークプラグの劣悪化によって、運行中にエンストし、いつも通りセルは回るのですが、エンジンがかからないといった事態に陥った経験があります。
本当を言うとこの状態が生じる何日か前から、車の始動に際しパワーを欠く、アイドリングが収束しないというような現象が起こっていたんです。
同じようなケースがご自身の車両でもあるとしたなら、スパークプラグといった点火ツールに原因があることも考えられます。
これに関しては、シロウトじゃ無理がある部分になりますので、ディーラーに見てもらいましょう。
燃料システム
エンジンを円滑にスタートさせることに必要な、燃料と空気の供給が正常におこなわれて無いことが考えられます。
燃料タンクより燃料を送り込むポンプや始動させるために必要な配線の異変、燃料タンクからエンジンへと繋ぐホースの劣悪化に伴う目詰まりや漏れ等が影響して、エンジン内に十分燃料が送り込まれなくなる時があります。
このようなケースでは燃料がエンジンまで達していない、ガス欠と同様のことなのです。
しかし、ガス欠と異なり不具合部分の検査と修復が求められますので、ディーラーで修理してもらうことが必要です。
かつて私が乗ってた車で、こういった燃料ポンプの故障ということがございました。
状態から考慮してガス欠と考えられるのだけど、ガソリンを入れても代わり映えが無く。
一般人のできることは所詮この段階までですね、その後はディーラーに不具合を説明して修理して頂きました。
外気温の低下
冬の時期の外気温の低下で、点火システムやバッテリーの性能が低下し、しばらくの間エンジンがかからないままでいる場合があります。
この状態では、5分~10分そのままおいて再びエンジンをかけると始動する場合があります。
しかし、こういう時バッテリーの寿命が差しせまっており、とっくに衰退していることだって想定されますので、エンジンがかかった場合でも、以前のバッテリーの交換時期をチェックしておいてください。
その他
これ以外にも、セルモーターの空回りで上手くエンジンをスタートできない、または、エンジンそのものに故障があるといったトラブルが考えられてくるのですが、
どちらにしても安易に分解してパーツ交換というわけにはいかない部分ばっかりですので、最初から購入したディーラーさんや車屋さんで見てもらいましょう。
まとめ
車のエンジンがかからないといった時はとても悩みますよね。
けれどそれよりも良くはないのが、道路上でエンストした場合や高速におけるトラブルなどでしょう。
それに関しては交通渋滞を引き起こす要因になったり、それによりで交通事故を誘発してしまうとか、他人を巻き込んでしまう危険性もあります。
それを回避するためにも日ごろから車の点検やメンテナンスを心掛けましょうね!