急にお通夜や告別式に参列する場合もあると思います。
その際、香典袋を準備しますが、
連名で香典を出す場合、どう書いていいのか分からないですよね^^;
ここでは、香典を一同で出す場合の書き方や
香典の中袋に入れる別紙、金額の書き方について紹介します。
香典の連名の書き方!
49日までは薄墨で書くことが礼儀ですので、
文具店などで売られている薄墨で書けるペンなどを使用しましょう。
連名で香典を出す場合は、人数によって書き方が異なってきます。
3名までの場合
3名までの場合は、右から順に目上の人の名前がくるよう書いていきます。
香典の一同の書き方!
4名以上の場合は、
- ○○一同だと
「○○部一同」の〇〇はグループの名前を書く
- 外一同、他○名だと
中央に代表者の名前を書き、その左下にやや小さく「外一同」や「他○名」などと書きます。
そのうえで、それとは別に、全員の氏名を書き入れた別紙を、お金と共に中袋に入れます。
同窓生一同で香典を出す場合!
例えば、大学の恩師が亡くなり、同窓生一同数30人で香典を出す場合は、
- 表に「○○学校○回生一同」と書き、
- 中袋には、「○○学校○回生」「代表者名」「他二十九名」
というような中袋に代表者名のみ明記して、あとは省略という書き方で良いかと思います。
中学生や高校生の場合は「○○学校 同級生一同」と書きましょう。
香典の別紙の書き方!
別紙については、連名で共に渡した人の氏名や住所、金額をリストとして記入します。
香典袋と一緒で、縦書きで記載するのが一般的と言われています。
目上の方から順番に右から書きこむようにしてください。
会社で連名としている場合では、わかりやすい様に年齢順や五十音順でも良いです。
地域によっては所在地ごとに書いてもOKです。
香典の中袋の書き方
通常は、毛筆か筆ペンで金額や住所、名前を書きます。
※中袋は、黒のボールペンやサインペンで書いても大丈夫です。
- 中袋の表面中央に金額を書きます
- 裏面の左側に住所と名前を書きます
最近の香典袋は、金額や住所、名前の記入欄が印刷されているものもあります。
中袋の書き方の注意点
◇お金を入れた中袋は、糊付けする必要はありません。
糊付けすると相手側が取り出す際に面倒です。
しかし、折り返した所に緘や〆と書く事もあります。
◇基本は縦書きなのですが、横書きの物はその指示に従って書きます。
香典の金額の書き方!
通常は、中袋に記載する金額は、書き直すことのできない(改ざん防止)ように旧字体の難しい漢数字を使用します。
しかし、最近では慣れている漢数字を使っても大丈夫のようです。
旧字体を使用する場合は、下記を参考にして下さい。
- 1 … 壱
- 2 … 弐
- 3 … 参
- 5 … 伍、五
- 7 … 七、漆
- 10 … 拾、十
- 1000 … 仟、阡
- 10000 … 萬、万
- 円 … 圓、円
※4と9は嫌がられるので省いています。
更に、近年では金額を記入する欄が横書き用になっている傾向が見られるようです。
その場合はアラビア数字で書く事もあるそうです。
一例として、「金10,000円也」みたいに書きます。
香典の一同の書き方のまとめ
そもそも香典は、1人1人の気持ちを伝えることを目的としたものなので、一同などで渡すより1人1人お通夜に出席して渡すに越した事は無いのですが、
現在では業務が多忙で全ての人が、会社を離れることが難しいとか、ご近所や学校関係で顔もわからないけどお通夜に出席するまでもないかな?とか
心なしか列席しづらいといった場合、このような一同による渡し方もひとつの選択肢として覚えておくのも必要だと思います。