カブトムシの成虫は、買ったり、貰ったり、採集して飼う事もあると思いますが、家のどの場所で飼うのが良いのでしょうか?
また、その際の飼育温度はどのくらいが最適なのでしょうか?
今回は、カブトムシ(成虫)の最適な飼育場所や温度、環境について紹介します。
カブトムシ(成虫)の飼育温度はどのくらいが最適なの?
カブトムシ(成虫)は、基本的には常温で飼育しても大丈夫です。
しかし、直射日光があたる場所や高温になる場所は避ける必要があります。
具体的には、25~30℃くらいが望ましいです。
カブトムシは決して暑さに強い生き物ではないので、飼育場所には注意してください。
では、実際にはどんな場所が良いのでしょうか?
カブトムシ(成虫)の飼育場所は?
暑さに強いイメージがあるカブトムシですが、実際は夜行性で、日中は雑木林などの日陰や木の皮に隠れて過ごしています。
なので、直射日光があたらない涼しい場所で飼う必要があります。
具体的には、
- 家の中で一番涼しい場所
- 温度変化が少ない場所
(エアコンなどの温度変化ない所) - 夜になると同時に暗くなる場所
(自然に暗くなったり明るくなる場所)
これらの場所が最適だと言えます。
エアコンなどでの温度変化が激しい場所は、カブトムシが弱る原因になりますし、夜行性のカブトムシのために自然に暗くなったり明るくなる環境にすることで、長生きにもつながります。
カブトムシ(成虫)は乾燥に弱い!
カブトムシは乾燥に弱い生き物なので、常にマット(腐葉土)の湿度を一定に保つ必要があります。
具体的には、毎日の霧吹きが必要ですが、日によって乾燥の程度(雨の日など)が違いますので加減が必要です。
具体的には、
「マットを握って、崩れかける団子ができるぐらい」
が目安です。
あまりビチャビチャにしないよう注意しましょう^^;
カブトムシ(成虫)の最適な環境とは?
カブトムシに長生きしてもらうために、以下のことに注意してください。
- マットを清潔にする
- 転倒防止対策
- エサに気をつける
- ケースひとつに1匹
それでは1つずつ説明しますね^^
マットを清潔にする
カブトムシにとって体に接触するマット(腐葉土)は重要です。
マットはカブトムシの糞で汚れていきますので、定期的に新しにマット交換しましょう。
具体的には、2週間に1回で良いと思います。
※ つがいで飼っている場合は卵を産んでいる可能性がありますので、卵が必要な方は注意してください。
転倒防止対策
カブトムシはケースの壁を登り滑って転倒、ひっくり返って もがいて体力を消耗し、弱っていきます。
その対処法として、止まり木がある便利です。
転倒しても起き上がる際に、つかまることができます。
エサに気をつける
カブトムシのエサというと、スイカを思いつきますがスイカは水分が多いので、お腹を壊しやすく、おすすめできません。
エサについては、昆虫ゼリーが一番おすすめですが、他にはバナナやりんごが良いようです。
ただ、昆虫ゼリーより腐りやすいので、こまめに交換しましょう。
ケースひとつに1匹
カブトムシは、ケースひとつにオスを複数同時に飼うと、けんかして傷ついたり、弱いカブトムシはエサを食べれなくなり弱っていきます。
その事から基本的にはケースひとつに1匹にしましょう。
(つがいで飼う場合は2匹でも可)
カブトムシ(成虫)の飼育場所に一言!
カブトムシ(成虫)の飼育場所については、臭いや音が気になってベランダで飼いたいという人もおられると思います。
ただ、外で飼うと自然な環境の状態で飼えますが、直射日光や豪雨、コバエの問題が出てきます^^;
その対処法として、すだれやコバエ防止シートなどを使い最適な環境にしておきましょう^^