「もち米一升は何キロあるの?」
子どもの1歳のお祝いに一升餅を背負わせ、一生餅を踏ませるといった習わしがあります。
その際に、子どもが背負う一升餅の重さって何キロあるのでしょうか?
また、お家でこの一升餅を作るとすると何キロのもち米が必要なのでしょうか?
という訳で、ここでは一升餅の重さは何キロあるのか?
作る場合はどれくらいのもち米が必要なのか調べてみました。
一升餅(一生餅)の重さは何キロ?
一升餅の重さはというと、約1.8~2.0キロくらいです。
結構ガッツリ重みがあるのですね。
もち米を炊く上での水の量や、完成した餅の乾き具合で変化しますが、およそ2キロと頭に入れておいてください。
もち米は何キロ必要?
一升餅をとにかく手作りしたい…といった場合、
もち米を炊いて蒸すといった工程がありますが、
この際に購入するもち米一升は何キロあるのでしょうか?
一升は、10合になります。その1合はカップ一杯180ccで、約150グラムです。
これの10杯分が一升なので、重さは約1.5キロになります。
ですが、一升炊きの炊飯器ってほとんどの家にはありませんよね^^;
ですので、大きい丸餅を2つ作ったり、紅白餅にしたりといった、おのおのの家庭で、やり方があると思います。
見た目にこだわらないなら、今後いただく場合やあげる事を踏まえて、前もって小さく丸めておく事もあります。
また、和菓子屋に頼んだり、お取り寄せでも購入出来ますので、お目当ての一升餅を探し出してくださいね。
更に、一升餅の形状やマナーは地方に応じてやり方が分かれると思われますので、前もって親戚など身近な方に確かめておくといいでしょう。
一升餅(一生餅)のお祝い!
一昔前の日本は、新年に誰もが一斉に1つ歳をとる「数え歳」という考えでした。
元日、皆のお誕生日に、年神様のお餅を頂き歳を得る、と言われていたようです。
出生日も他の日と一緒で、なんという事もない一日なのでしたが、1歳の時に限っては特別だったのです。
そのお祝い際に、一歳児の無事を祈り、お餅をつく事がほとんどだったそうです。
現在でもいまだに残されるその名残りの1つが、一升餅(いっしょうもち)。
一升餅のお祝いには、子どもの1歳の誕生日の日に一生餅を背負わせ、「一生」に引っ掛けて、
- 「一生食べ物に困らないように」
- 「一生健やかなに暮らせますように」
といった願いが込められているそうです。
本来一生餅は、風呂敷にくるみ、たすき掛けのように担がせるのですが、近頃は背負いやすくて容姿も可愛いリュックサックの人気も高いそうです。
ネットなどを見回しても、一生餅とリュックサックのセットが売られていたりとかしますから、背負わせ方にしても悩んでしまいそうですね。
一升餅(一生餅)のやり方!
一升餅のやり方というのは、
背負って歩く、あるいは歩かなくとも、その場で立ち上がる、はいはいするなど、
子どもががんばって挑戦することこそが良しとなる地方や、
「家を離別して行かないように」と、歩いた後にあえて転ばせ、厄落としするといった、やり方や本質などいろいろです。
これ以外にも、
- 「地に足がつくように」
- 「足脚の丈夫な子になりますように」
というような、一升餅を背負わせることはせず、踏ませるといった地域も存在します。
どれにしても、子どもの幸せや健全な成長を切望する行事だということですね^^
最後に
一生餅の重さでうまく歩けず、泣いてしまうお子さんもいらっしゃるとは思われますが、一斉に頑張ってと呼びかける姿勢がほほえましいですね^^
私の地域では、ちっちゃなお餅をぶつけて転ばせる「ぶつけ餅」というやり方がありますよ^^;
これ以外にも地域によって色んな慣習が存在するようですね!