お祖父やお祖母が亡くなられた際、孫の立場は故人とはとても近い関係に相当しますので葬式に限らず法事でも参列することが求められます。
とはいえ、ほとんどの方はどの程度の金額が必要なのかすごく悩まれるのではないでしょうか。
今回は、法事の香典の金額で、孫の場合はいくら包むのが良いのかを調べてみました。
法事と葬式の違いは?
まず初めに法事と葬式はどんな儀式なのでしょうか?
□ 葬式
葬式とは、しっかりと故人をあの世に送り出してお別れをする儀式で、お通夜や葬儀、告別式というものを総称したものとなります。
葬式には故人と関係のある全ての人が出席するのが通例です。
□ 法事
一方で、法事は少しずつ規定された区切りごとに、故人と関係の深い身内や親族等が集まって供養を行う為の儀式で、強いて言うなら残された人が立ち直って行く為の集まりという意味合いも含まれているわけです。
葬儀が終了したのちの最初の法事は初七日、それから7日毎に忌日法要がなされて忌明けの四十九日を迎えるのです。
法事の香典の金額で孫の場合はいくら?
孫とは言うものの、さまざまな立場があるかと思います。
身内なので香典は必要ないということはありませんが、幾つもの状況によって包むか包まないか、あるいは金額も変化することになります。
まず故人の孫と言っても、未成年の方については渡す必要はないでしょう。
成人していたとしても学生や就業していないのであれば必要ないです。
通常、独立して生活しているというケースであるなら、孫だとしても法事の時には御供物料を包む必要があります。
一般的に、一周忌までの法事と三回忌以降の法要では香典に包む金額の相場が違うといわれています。
一周忌までの法事
金額的には1万円~2万円というものが相場と言えるでしょう。
もしも夫婦でという状況なら3万円くらい包むのがいいと言えそうです。
三回忌以降の法事
金額的には5千~1万円程度が相場だとされています。
ただ、いずれのケースでも会食が実施される際にはその金額も付け足しないといけないのです。
一般的に会食を有する時は1万~2万円を香典料金にプラスしたほうがいいとされています。
以上が孫が法事に参列する場合に必要とされる香典の金額になります。
とは言っても弔事にまつわる習わしや作法は宗派や地域、家の風習次第で変わってきますので、ハッキリしない時にはひとまず身寄りで精通した人に聞いてみると良いでしょう。
まとめ
香典の相場は故人とのつながりや付き合いの深さ、そして年齢や地域によっても違いがあります。
とはいっても、念のために おおよその金額は把握しておくようにしましょう。