夏休みの宿題はできることならサクサクと片づけて、その後は自由気ままに遊んで過ごしてみたいですよね。
しかしながら宿題の中で苦労するものに、「読書感想文」がつきもの。
いつも本を読まない子は、読むところでつまづきますし、いざ感想を書くとなったら、なおのこと厄介^^;
さしあたって小学生の1年生から3年生頃に亘っては、しばらく文章を書く状況にも悩んでしまうかも知れません。
そういう訳で、低学年の読書感想文の書き方や小学生が上手に書くコツについて紹介します。
小学生が上手に書くコツは?
お好みの本をセレクトしよう!
読書感想文でとりわけ迷うのが、本選びなのではないでしょうか?
普段から本を読む子からすれば、関心のある本で感想文を書けば上手くいくと思います。
しかし、あまり本を読まない子だとすれば、好きなものに関係する本を選ぶと理解しやすくなります。
分かりやすく言うと、野球やサッカーが好きな子の場合は、野球選手やサッカー選手の子どもに向けた偉人伝。
もしくはスポーツを題材にした本や、実際の試合や出来事を元にした本も有りだろうと思います。
あと、文章を読むことが下手なら、絵本でもOK!
それとも愛着のあるジャンルがあるのであれば、図鑑を選択しても良いと思います。
気になったところは?
感想文が目的として本を読む場合は、まずは子どもの好きなように読ませます。
そうして読み終わったら、これからあげる事を子どもに問いただしてみるといいですよ。
- 面白い所があったか
- どんなふうに面白かったのか
- 嫌だな、変だなって感じたところはあったか
- もしも自分ならどうするか
コツとしては、子どもに無理して答えさせようとしないことが大事です。
それに、こういった問いかけは、私達が聞く以前に子どもが喋ってくれる場合もあります。
答えてくれたら感想文のほとんど完成!
この段階で語ってくれた事こそが本の感想というわけです。
そこから先はこういった感情を、作文用紙に書くだけです。
更に本の中身で気にかかったところに、目印をつけると、感想文を書く際に振りかえる事ができて助かります。
付箋を利用すると本を汚さないので、図書館から借りてきた書物も大丈夫ですね^^
読書感想文の書き方!
小学生低学年の時、とりわけ読書感想文ではこういった書き方が正しいというのは無いです。
従いまして、 思うがままに書いてしまってOKです!
あんまり難しくとらえずに、高学年の場合の訓練と見て重く考えずに感想文を書いてみましょう。
初めに選択したしたわけを
読書感想文でむずかしいのが、書き出しの所。
いきなり感想を書いても構わないのですが、どうしてこの本を選択したのかを書くと感想文っぽくなるはずです。
これといって難しい理由で無くてもいいのです。
- 面白そうだったとか
- 表紙が可愛かったとか
などで構いません。
この点を冒頭の部分として、本文へと結び付けましょう。
自らが面白かったと感じた事を書く
感想文は読んで面白かったポイントを、何か所か挙げて書きます。
したためる内容は子どもにお願いをしますが、迷っているのであれば改めて問いただしてみましょう。
答えてもらった事を作文用紙に書けば、いつの間にか感想文は書き上がります。
ストーリーの順番にしたがって感想を書くのが理想ですが、伝えておきたいことに重きを置いて大丈夫です。
肝心なのは読みやすい感想文でなく、どれくらい面白かったかを伝える事です。
自分だったらどうしただろう
書物が楽しめた部分の他に、どんな理由で面白かったのかも書くと一層感想文らしくなります。
例をあげると、
「主役がかっこよかったから」とか、単純なもので十分。
または「自分だとしたらどうしただろう」と、推測してたことを書くこともいいですね。
そんな中一番強く感じたことを、締めくくりに書くと総括としていい感じに働きます。
- このようになってみたい
- 悪い事をした人みたいはなりたくない
激しく感じた自分の思いを、率直書けばOKです。
図鑑や絵本を選択したときは?
文章より絵図が主体となる絵本を選択した時、理解しやすくても感想が書き難いかもしれません。
けれども絵本の時も読書感想文の基本にあるのは、いかに面白かったかを打ち明けることです。
絵が素晴らしかったと判断すれば、そちらを伝えても感想文として作り上げられます。
図鑑を選択した時には、かえって伝えたいことばかりかも知れません。
好きな生物や昆虫・乗り物や機器など、どれくらいカッコ良くて魅惑的かを話します。
とは言っても枚数に制限があるとしたら、その中で収まるように本気で素晴らしかった要所を絞って選定しましょう。
誤字脱字を点検しよう!
最後として漢字やひらがなが誤っていないか、忘れず確認させましょう。
読書感想文は感想が書けているのかも重要なのですが、書き下ろした文字が間違っていないかも大切です。
- 最初の行は一文字開けて書きこむ。
- 途中に見やすく読点(、)を挿入し、終わりに句点(。)を入れる。
こういう事もちゃんと出来ていますと、感想文として一段と評価されますよ。
スキルよりストレートな感情を
読書感想文は大変に感じられますが、読んで楽しめたことが伝われば心配いりません。
高学年以降は文章を書くスキルが必要になりますが、低学年はストレートに書き表すことが重要となります。
書物を読んでいろいろ感じ、そのことを文章に替えて要約して書きましょう。
こういった一通りの取り組みが、宿題として要求されているのですから^^;
とりあえず興味のある書物を選ぶ事から、読書感想文を始めませんか?
低学年の読書感想文の書き方を総括すると
いかがでしたでしょうか?小学校低学年ともなりますとちょっとばかり自分から読書感想文を書くことが大変な年頃だと思います。
お母さんは大変だと思われますが、パーフェクトな感想文を書こうって考えずに、一緒になって本を読む事をエンジョイするくらいの意味合いで、力を貸してあげるといいと思います。