皆さんは、春や秋になると「お彼岸」という言葉を耳にすると思いますが、いったいお彼岸とはどういう事なのでしょうか?
ちゃんと説明できるでしょうか?
子どもに聞かれても答えられないと恥ずかしですよね^^;
そこで今回は、
- お彼岸とは?
- お彼岸の期間はいつからいつまで?
- 2019年秋の彼岸の入りはいつ?
の疑問について調べてみました。
お彼岸とは?
そもそも「彼岸」という言葉は、仏教用語なのです。
彼岸の意味は、煩悩(ぼんのう)の多い世界から外れた悟りや境地の世界です。
逆に煩悩の多い世界のことを、此岸(しがん)と言います。
つまり、今私たちが生きている煩悩の世界が此岸で、
亡くなられた方たちが、おられる極楽浄土の世界が、彼岸と言う事になります。
- 彼岸(ひがん)⇒あちら側
- 此岸(しがん)⇒こちら側
なのでお彼岸は、亡くなった先祖を偲ぶため、お墓参りをする風習が平安時代から始まったとされています。
では、お彼岸の期間はいつ頃なのでしょうか?
お彼岸の期間はいつからいつまで?
まず、お彼岸は春と秋の2回あります。
- 春は、春分の日を中日として、前後3日の7日間が、春のお彼岸となります。
- 秋も、秋分の日を中日として、前後3日の7日間が、秋のお彼岸となります。
春分の日や秋分の日は、太陽が真東から上って真西に沈む日です。
仏教では極楽浄土の世界は西方にあると言う、「西方浄土」の考えがあります。
そのため、一番西方が見える、春分の日や秋分の日前後に行われるようになりました。
2019年秋の彼岸の入りはいつ?
春と秋のお彼岸の中日が、春分の日と秋分の日になり、その3日前が彼岸の入りとなります。
2019年の秋分の日が、9月23日(土)ですので、
9月20日 (水)が彼岸入りです。
- 9月20日 (金) 彼岸入り
- 9月21日
- 9月22日
- 9月23日 (月) ⇒ 中日(秋分の日)
- 9月24日
- 9月25日
- 9月26日 (木) ⇒ 彼岸明け
ちなみに、彼岸入りから7日後が彼岸明けとなります。
2019のお彼岸の期間は?
半年後に春のお彼岸もありますので、今年のお彼岸期間も紹介します。
2019年の春のお彼岸の期間!
2019年の春分の日、3月21日(水)です。
- 3月18日 (月)、彼岸入り
- 3月21日 (木)、中日(春分の日)
- 3月24日 (日)、彼岸明け
2020年の秋のお彼岸の期間!
2020年の秋分の日、9月22日(火)です。
- 9月19日 (土)、彼岸入り
- 9月22日 (火)、中日(秋分の日)
- 9月25日 (金)、彼岸明け
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お彼岸について最後に一言!
いかがでしたでしょうか?
お彼岸のお墓参りは、日本独特のもので、他の仏教を信仰する国にはない行事だそうです。
皆さんも、彼岸入りから7日間の間に、家族と一緒にお墓参りに行って故人を偲び、先祖を敬いましょう。