誰でも生きていれば、厄年を迎える時がきます。
その時、厄払いや厄除けという言葉が出てきますが、違いはあるのでしょうか?
その場合、神社とお寺のどちらに行けばいいのでしょうか?
そこで今回は、厄払いと厄除けの違いや行く回数や金額相場について調べてみました。
厄払いと厄除けの違いは?
一般的には、厄払いは神社(神道)で、厄除けはお寺(仏教)で行なってもらいます。
しかし、神社でも厄除けを使っておられる所もあり、明確な使い分けはされていません。
ですが、厄を祓うという意味では同じなので、どちらが良いと言うのはありません。
神社では?
神社での祈祷は、本殿や昇殿に上がり、祝詞を読み上げてもらい、お祓いを受けます。
お寺では?
お寺での祈祷は、護摩祈祷という、煩悩の象徴である護摩木を油などと一緒に焼き、厄や災いを祓って清め、大願が成就するようお願いします。
厄払いと厄除けの風習による違い!
厄払いや厄除けは、各地域の風習によって異なります。
例えば、中部地方の中には饅頭、近畿地方の中には餅を、近所に配ったりする風習があるそうです。
まずは、自分の信仰や家系の慣習に従って選んだ方がいいでしょう。
それ以外は、その地域の風習に従って、有名な神社仏閣にお祓いしてもらえばいいと思います。
注意として、宗派が限られているため、厄祓いの祈祷を受けられない所もありますので、事前に確認しておきましょう。
厄払いや厄除けに行く回数は?
普通は、本厄の年だけ行けばいいと思いますが、
前厄や後厄を含めた3回行かれる方もいるそうです。
行く回数に関しては、本人の気持ちしだいですが、
納得する結果が得られないからと言って、
厄払い(厄除け)を、年2回受けたり、来年はもっと有名な神社仏閣所で…ということはやめましょう。
厄払い(厄除け)は、一度やれば1年有効ですので、年2回行う必要はありませんし、神様同士がぶつからないよう、同じ所で受けるようにしましょう。
厄払いや厄除けの金額相場は?
有名な神社仏閣なら、金額が明示されている所もありますのでそれに従いましょう。
明示されてない場合や問い合わせても「お気持ちで」と言われた時の相場は、
5千円~1万円です。
入れるお札は、新札にするのがマナーです。
料金を入れる袋は?
紅白の蝶結び、水引きの、熨斗袋(のし袋)か白封筒を使いましょう。
□ 表書きは?(神社の場合)
上に「御初穂料」と縦書きにして、
下に厄祓いを受ける人の名前を縦書きします。
□ お寺の場合の表書きは?
上に「御布施」と縦書きにして、
下に厄祓いを受ける人の名前を縦書きします。
- 中袋がある場合は、中袋の表面に祈祷料を縦書きで書きます
- 中袋がない場合は、裏面下部に祈祷料を算用数字で書きます
最後に
いかがでしたでしょうか?
厄払いと厄除けの違いについて、紹介しましましたが、不思議な事に「厄」という概念はそもそも神道や仏教には無いそうです。
厄払い(厄除け)の由来には様々な説がありますが、昔の人の信仰心の強さや、日々平和に暮らしたい…といった気持ちが、厄払い(厄除け)につながったのではないでしょうか?