皆さんは、半夏生(はんげしょう)と言う言葉を知っていますか?
私は初めて耳にしたのですが、節分や彼岸と一緒の雑節の一つだでそうです。
では、半夏生とはどういった由来や意味があるのでしょうか?
それと今年の半夏生はいつなのでしょうか?
色々知らない事が多く、この機会に調べてみる事にしました。
半夏生2020年はいつ?
半夏生の日は、夏至の日から数えて11日目とされていましたが、
近頃では「黄経100˚点」を太陽が通り抜ける日が半夏生とのことです。
なので、今年の半夏生はいつかと言うと?
7月1日の(水曜日)になります。
では、どういった由来があるのでしょうか?
半夏生の由来とは?
半夏生の由来は二つ説があり、それには2つ植物が関係しています。
薬草の半夏(烏柄杓)から
半夏「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草が、生えてくる時期が、半夏生時期に重なるため半夏生と呼ばれるようになった。
毒草の半夏生(片白草)から
半夏生「片白草(かたしろくさ)」という毒草の花が咲く時期が、半夏生時期に重なるため半夏生と呼ばれるようになった。
片白草は、葉の半分が白く「半化粧(はんげしょう)」とも呼ばれており、それが半夏生にもつながったとも言われています。
同じ植物ですが、薬草と毒草という人に対して良いものと悪いものというのが面白いですよね?
半夏生の意味とは?
半夏生とは、1年に9つある雑節の一つで、半夏生は7月にあたります。
なぜ正確な時期を知る必要があったのかというと、半夏生の時期は天候不順の日が多いため、それまでには田植えを終わらせないと稲が十分生育できず、お米の収獲量が減る恐れがあると昔から言い伝えられてきました。
そのような理由で、田植えをする最終期日の目安となるよう半夏生の日が決められました。
あと、半夏生の日に降る雨の事を半夏雨(はんげあめ)と言われていて、その雨はやがて大雨につながると信じられていました。
なので、この日の天候でその年の収獲を占うという風習がありました。
昔の農家の人々は、米の収獲量がいかに生活に影響していたのかが伺えますよね。
まとめ
総括しますと、今年の半夏生は、7月2日の火曜日です。
半夏生の由来は、半夏「烏柄杓」と半夏生「片白草」の二つ説があります。
半夏生は、雑節の一つですが、他の雑節の節分や彼岸などと比べてメジャーではないですが、昔の農家にとっては、生活がかかった最も重要な意味を持った日なのかが分かりました。
しかし現在は、農業の進歩やお米の品種改良により半夏生の日を目安に田植えをしていないそうです。