6月になれば父の日がやってきます。
でも、どうしても父の日より母の日のほうが話題になりますが、父の日の由来も母の日と一緒で感動的な物語があります。
その父の日の由来(起源)や意味、今年2020年の父の日はいつなのか紹介します。
2020年の父の日はいつ?
父の日は、毎年のことですが他の祝日と違って日にちは決まっていません。
月は6月に決まっていますが、日にちは6月の第3日曜日ということです。
なので、今年2020年は「6月21日」です。
やはり母の日と一緒で、日曜日になるようです。
ついでに、来年以降の日にちはこちらになります。
- 2021年:6月20日(日)
- 2022年:6月19日(日)
- 2023年:6月18日(日)
でもなぜ6月の第3日曜日なのか分からないですよね!
そこで父の日の由来(起源)や意味を調べてみました。
父の日の由来(起源)や意味とは?
なんと父の日ができたのは、母の日が大きく関わっていました。
アメリカワシントン州にソノラ・スマート・ドットという女性がおりました。
彼女の父親は軍人で、1861年に南北戦争が始まり戦地へと徴集されます。
父親のいない中、ソノラの母親は女手一つで6人の子供を抱え、働きながら一家を養っていました。
1865年に南北戦争が終わり、父親が無事復帰したのもつかの間、母親がこれまでの過労がたたり亡くなってしまいした。
それからは父親と子供6人で生活しなければなりませんでした。
いままでしたことのない家事や子育ては、かなり大変だったと思います。
再婚して楽に生活することも出来たはずですが、それもしないで働きながら子育てをして行き、子供たちが立派な成人になった後に亡くなりました。
その6人の子供たちの末っ子が、他ならぬソノラなのです。
彼女は、1909年に父親にも「母の日」のように感謝する日が必要だ、と思い牧師協会に嘆願しました。
そして、父の日を祝う初の礼拝が行われました。
その日が1909年6月19日の第3日曜日でした。
それが今の「6月の第3日曜日」になった訳ですね!
その時に父の墓前に白いバラを供えたのが、父の日にバラを贈るきっかけになりました。
それから1916年の父の日の祝典で、当時の大統領ウィルソンが宣言したことで多くの人に広まったといわれています。
1966年に第36代大統領ジョンソンが父の日を6月の第3日曜日に制定しました。
1972年に正式に父の日が、国民の祝日として制定されました。
母の日の祝日が制定されたのは1914年なので、父の日が祝日に制定されるまでに、かなりの時間かかったのは驚きましたね^^
それでは日本の父の日の由来はとはなんでしょうか?
日本の父の日の由来(起源)とは?
日本での父の日が知られ始めたのは、1950年くらいからだそうです。
しかし、最初は認知度は低くかったようで、世間一般の行事として認知されたのは1980年代になってからだそうです。
その発端はデパートなどが利益を上げるために、父の日を販売戦略の一つとしてイベント化したことにより多くの人に知ってもらえるきっかけになったと言われています。
やはり日本の広まるきっかけは、いつも商売が関係していますよね^^;
日本の黄色いバラの由来とは?
日本で父の日にバラを贈るきっかけになったのは、ソノラが父の墓前に白いバラを添えたのがきっかけになたのですが、なぜ白いバラではなくて黄色いバラなのでしょうか?
それは、1981年に設立された日本ファザーズ・デイ委員会が、父の日の「黄色いリボンキャンペーン」で、父の日に黄色いリボンをつけた贈り物をして感謝の気持ちを伝えましょう。というキャンペーンの影響があったようです。
あと、黄色には身を守る色という意味がイギリスにあるそうで、その習慣を取り入れたのではないかとも言われています。
父の日に一言!
どうでしたでしょうか?
父の日の由来や意味の裏には、一人の父親を思う気持ちがありましたが、母の日と違って国民の記念日になるまでには時間が必要だったのは以外でした。
日本に父の日が広まるきっかけは、やっぱりと言うか商業的なことが関係していましたね!
今年、2020年の父の日は、6月21日ですので、贈られる方は忘れないようにしましょう。