娘さんがいる家庭は、ひな祭りの季節になると雛人形を出しますが、いざ飾ろうと思って出したけど、雛人形の配置が分からなくなる時があります。
簡単な親王飾りだとシンプルで分かりやすいですが三段飾りや五段飾り、七段飾りとあるものは、雛人形やお道具などが多く、配列も違うものがあり分からなくなりますよね^^;
そこで今回は、雛飾りの親王飾り、三段飾り、五段飾りの飾り方を紹介します。
雛人形(お雛様)の親王飾り
親王飾りには、一段と二段があります。
🎎 一段
場所をとらないコンパクトなタイプで、ごみやホコリの入らないケースに入ったケース飾りもあります。
- 関東は向かって左に男雛、右に女雛で、
- 関西は逆に左に女雛、右に男雛です。
🎎 二段
一段目に親王、
二段目は、向かって左から右近の橘、御駕籠(おかご)、重箱、御所車(ごしょぐるま)、左近の桜があります。
雛人形(お雛様)の三段飾り
三段飾りの飾り方(並べ方)!
最上段に親王、
二段は三人官女、
三段目にお道具(御駕籠、重箱、御所車)その両側に桜と橘を飾ります。
◇ その他に、
最上段に親王、二段は三人官女、
三段目にお道具の代わりに、「随身(ずいじん)右大臣、左大臣」の七人飾りがあります。
◇ 段数が少ないものは、透明のケースに入ったケース飾りが主流です。
雛人形(お雛様)の五段飾り
五段飾りの飾り方(並べ方)!
最上段に親王、
二段は三人官女、
三段目に五人囃子(ごにんばやし)、
四段目に随身、五段目に仕丁(しちょう)を飾ります。
注:上の絵の仕丁は京式です。
京式の仕丁は、向かって左から熊手、ちり取り、箒です。
◇ 関東では、
仕丁は、まん中に沓台(くつだい)「泣き上戸」、
向かって左に台笠(だいがさ)「怒り上戸」、
右に立傘(たてがさ)「笑い上戸」を持たせます。
その他に、三段目までは一緒ですが、
四段目に仕丁その間に随身
五段目にお道具その間に桜と橘が飾ってあります。
四段目に仕丁その間に桜と橘
五段目にお道具(御駕籠、重箱、御所車)その間に随身が飾ってあります。
四段目にお道具「箪笥(たんす)、長持(ながもち)、挟箱(はさみばこ)、鏡台、針箱、火鉢(ひばち)、茶道具」その間に随身
五段目にお道具(御駕籠、重箱、御所車)が後ろ、その前に仕丁、その間に桜と橘が飾ってあります。
四段目にお道具(箪笥、長持、挟箱、鏡台、針箱、火鉢、茶道具)
五段目にお道具(御駕籠、重箱、御所車)が飾ってあります。
↓七段飾りはこちら↓
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ちゃんと飾ることができたでしょうか?
五段飾りになるとたくさんの雛人形やお道具などがあり、一年に一度の行事なので配置、配列を忘れてしまう事もあるかと思います。
なのでしまう前に忘れないよう写真を撮って一緒にしまっておきましょう。